無断掲載お許し下さい
でも、ちゃんと読んで考えたい
その5
ノーモア福島

東日本大震災は自然の猛威で起こったもので、その規模と甚大さは想定外だったかも知れない。
しかし地震一つにしても、東大地震研究所を初めとして地震研究機関は多々あるがどの機関も発生の予測は出来ず、M9.0と言う規模の大きさ、更には津波の高さの想定等々尽く想定外とは、それこそ我々国民にとってはそれこそ想定外な事実である。

全国の地震研究機関の公的、NPO等々含めて相当な予算を計上していると思うが、数十年に亘っての無駄使いであったと言うことが、今回改めて証明された。

即ち一部の権威ある地震学者や地質学者は権利と利権に貪り付いて、夢芝居をしていたと言う結論になる。

一方で地震に伴う福島原発の事故は、はっきり言って人災であり、日本政府と電力会社経営者、それをエセ理論で支持した御用学者達に責任がある。
A級戦犯は歴代自民党政権の面々、そして原発推進を旗印にする民主党だ。
それに積極的に従ったり悪乗りして煽った官僚、そして東大原子力工学科の視野狭窄の教授連だろう。
そのA級先般の教授名は
●鈴木篤之(現・日本原子力研究開発機構理事長)
 →2010年4月から斑目春樹原子力委員長と交替
●衣笠善博 東京工業大教授<当時>
●大竹政和 東北大名誉教授<当時>
●班目春樹 東大教授(現・原子力安全委員会委員長)
●宮健三 法政大客員教授<当時>

A級戦犯は政治家では原発導入を主導した中曽根康弘を筆頭とするお歴々、歴代の通産大臣、最近では海江田万里、原発を受け入れてきた歴代の福島県知事、民主党の福島県出身の渡部恒三、江田五月たちと関連した首長たちである。

電力会社経営者では原発導入を主導した福島県出身の木川田一隆、平岩外四、那須翔、荒木浩、勝股恒久、清水正孝、原子力村のドン武藤栄副社長、鼓紀男、東電労組書記長で現内閣特別顧問笹森清である。特に原子力村のドン武藤栄副社長の指揮は保身だけを行動基準にしていてその職を穢している。

ここに面白い記述があるので紹介しておく。
能登半島地震で想定の二倍の揺れを記録した志賀原発と、中越地震で大破壊された柏崎刈羽原発と東海大地震の危険にさらされている浜岡原発と、新たに大量の断層が
見つかりながら、運転再開に踏み切った高速増殖炉「もんじゅ」、これら全てが衣笠善博の利権にからんだ汚れた手にかかっていたのである。
更にこの衣笠と組んで「原発は安全だ」と繰り返し発言した現原子力員会の委員長斑目春樹こと地元名では「デタラメハルキ」である。

今回の地震と原発事故に関与しているすべての関係機関は「想定外」と言い続けているが想定外ではなく、最初から「原発ありき」のために想定すると原発建設ができない為想定していなかったのである。
その原因は明らかに「コスト」の為にである。
そのコストのために今大きな代償を払わなければならなくなっている東京電力と日本政府。
しかし東電にしろ政府にしろ自己責任の源であるから当然なのであるが、一番の被害者は福島及びその近県の住民である。

上記A級戦犯は今回事故を起こした福島原発のみならず日本全国の原発に関与している為、原発所在地で今にも福島原発と同様の、いやそれ以上の事故が起きる確率は非常に大きいことを自覚しなければならない。

上記文章内で一部参考にさせていただきました。
参考文献「阿修羅ブログ」及び広瀬隆 著「原子炉時限爆弾」